【参加者管理⑦】3R勝者集計まで
前回:【参加者管理⑥】コース別ラウンドの参加コースを振り分ける
3Rのコース分けまでが終わりました。
続いて、3Rも2R同様に勝者集計ができるようにしてあげましょう。
今回の記事で行うステップは、過去の回でやったことの繰り返しがメインです。
今回までの完成品はこちらです。
今回の記事で行うのはここから↓です。
この回のステップは以下の通りです。
そうなると、実は誤答記録テーブルはホントは必要ないのではないか?という疑問が湧いてきますが、のちのちそれを活用する方法も紹介しますので、一応作っておきましょう。
なお、ルールによっては、すでに得点テーブルが作られている場合もあります。今回の例ですと、Aコースの「アップダウン」のみそれに該当します。
ですから、他の3コース、「5by5」「5○5休」「5○5×」では、新たに得点・誤答記録テーブルを作っておく必要があります。
※5○5休では「休み数テーブル」を作っていますが、これは勝抜けとは関係ないものです。きちんと得点テーブルを作ってください。
また、アップダウンについても一つ修正点があります。
アップダウンの回で紹介したシートでは、まだ出題されてない列において、得点記録テーブルは「-(半角スラッシュ)」で表示されている設定ですが、これですと、ステップ[3]で作る「勝者記録テーブル」の一番左の列「勝ち抜け者数」が正しく機能しません。
そのため、お手数をおかけしますが、以下のように数式を変更してください。
=IF($B8=1,IF(D8=1,N7+1,IF(D8="x",0,N7)),"-")
↓
=IF($B8=1,IF(D8=1,N7+1,IF(D8="x",0,N7)),0)
文字列のハイフンではなく、数字の0であることがポイントです。
このように、未出題の領域でも0が表示されているようにします。
3Rは全員同じ得点からスタートするので今回は必要なし。
3Rはいずれのコースも「40問限定」「3人抜け」なので、43行用意します。
3Rは組によってルールが違うため、既に各組のシートは用意しました。よってこのステップは必要なし。
=IF(COUNTIF($AD$10:$AF$13,$A3)>0,MATCH($A3,OFFSET($AD$9:$AF$9,MATCH($J3,$P$10:$P$13,0),0),0),"")
少し複雑ですね。
ここで、2Rの通過状況セル(I列)の数式と比較してみます。
<I15セル>
=IF(COUNTIF($AD$4:$AH$7,$A15)>0,MATCH($A15,OFFSET($AD$3:$AH$3,$H15,0),0),"")
<L15セル>
=IF(COUNTIF($AD$10:$AF$13,$A15)>0,MATCH($A15,OFFSET($AD$9:$AF$9,MATCH($J15,$P$10:$P$13,0),0),0),"")
2Rと3Rで大きく変わったのは、OFFSET関数の第2引数、すなわち、参照範囲を何行下にずらすか、という点です。
2RではH列に表示された組数(数字)だけ下にずらせばよかったですが、3Rではaからdのアルファベットです。ここでは、aコースなら1行…dコースなら4行ずらしたいわけです。そこで、MATCH関数を用いて、ずらす行数を出力させる必要があります。
3Rの全試合が終了し、このように勝者が表示されていることだろうと思います。
次回は、準決勝の得点表示を作っていきます。
(次回に続く)
3Rのコース分けまでが終わりました。
続いて、3Rも2R同様に勝者集計ができるようにしてあげましょう。
今回の記事で行うステップは、過去の回でやったことの繰り返しがメインです。
今回までの完成品はこちらです。
【作り方】
①3Rの得点表示に参加者の名前を表示させる
【参加者管理④】の復習です。
この回のステップは以下の通りです。
[1]各Rの席順および勝ち抜け者を表示するテーブルを作る
既に作っているのでスキップ。
[2]3Rの席順テーブルに参加者を配置する
前回の記事で行いましたので、これもスキップ。
今回の記事で行うのはここから↓です。
[3]3Rの得点表示シートに、席順テーブルに入力した順に参加者・ペーパー順位を表示する
順位を表示する行を追加したことにより、倍率100%で表示した際、正誤を入力する領域が下に追いやられてしまいます。
得点表示行の文字の大きさと幅を小さくして、画面下に少しでも正誤入力セルが見えるように調節してください。
②3Rの得点表示で勝者集計をする
続いては【参加者管理⑤】の復習ですね。この回のステップは以下の通りです。
[1]得点・誤答記録テーブルを作る
このテーブルの存在目的は、全問題が出題される前に勝ち抜け者が現れた場合に、そのことを「勝者記録テーブル」に反映させるために作るものです。そうなると、実は誤答記録テーブルはホントは必要ないのではないか?という疑問が湧いてきますが、のちのちそれを活用する方法も紹介しますので、一応作っておきましょう。
なお、ルールによっては、すでに得点テーブルが作られている場合もあります。今回の例ですと、Aコースの「アップダウン」のみそれに該当します。
ですから、他の3コース、「5by5」「5○5休」「5○5×」では、新たに得点・誤答記録テーブルを作っておく必要があります。
※5○5休では「休み数テーブル」を作っていますが、これは勝抜けとは関係ないものです。きちんと得点テーブルを作ってください。
また、アップダウンについても一つ修正点があります。
アップダウンの回で紹介したシートでは、まだ出題されてない列において、得点記録テーブルは「-(半角スラッシュ)」で表示されている設定ですが、これですと、ステップ[3]で作る「勝者記録テーブル」の一番左の列「勝ち抜け者数」が正しく機能しません。
そのため、お手数をおかけしますが、以下のように数式を変更してください。
=IF($B8=1,IF(D8=1,N7+1,IF(D8="x",0,N7)),"-")
↓
=IF($B8=1,IF(D8=1,N7+1,IF(D8="x",0,N7)),0)
文字列のハイフンではなく、数字の0であることがポイントです。
このように、未出題の領域でも0が表示されているようにします。
[2]アドバンテージ入力セルを作る
3Rは全員同じ得点からスタートするので今回は必要なし。[3]勝者記録テーブルを作る
[4]全問題を出題した際の勝ち抜け判定を行う
先ほど作った得点・誤答記録テーブル横に、3列×(問題数+勝抜け枠数)行のテーブルを用意します。3Rはいずれのコースも「40問限定」「3人抜け」なので、43行用意します。
[5]判定勝ちになったプレイヤーも勝ち抜け表示にする
勝利の条件付き書式を書き換えます。
[6]得点表示シートに記録された各Rの勝者を参加者管理シートに参照させる
参加者管理シートの勝者テーブルに、各コースの勝者記録テーブルの表示をもとにして勝者の1R順位を表示させていきます。
[7]2Rの得点表示シートを実施試合数分コピーし、参加者管理シートの勝者テーブルに残りの組を表示させる
3Rは組によってルールが違うため、既に各組のシートは用意しました。よってこのステップは必要なし。[8]参加者リストに通過状況を出力する
L3セルに以下の数式を入力し、L62セルまでオートフィルします。=IF(COUNTIF($AD$10:$AF$13,$A3)>0,MATCH($A3,OFFSET($AD$9:$AF$9,MATCH($J3,$P$10:$P$13,0),0),0),"")
少し複雑ですね。
ここで、2Rの通過状況セル(I列)の数式と比較してみます。
<I15セル>
=IF(COUNTIF($AD$4:$AH$7,$A15)>0,MATCH($A15,OFFSET($AD$3:$AH$3,$H15,0),0),"")
<L15セル>
=IF(COUNTIF($AD$10:$AF$13,$A15)>0,MATCH($A15,OFFSET($AD$9:$AF$9,MATCH($J15,$P$10:$P$13,0),0),0),"")
2Rと3Rで大きく変わったのは、OFFSET関数の第2引数、すなわち、参照範囲を何行下にずらすか、という点です。
2RではH列に表示された組数(数字)だけ下にずらせばよかったですが、3Rではaからdのアルファベットです。ここでは、aコースなら1行…dコースなら4行ずらしたいわけです。そこで、MATCH関数を用いて、ずらす行数を出力させる必要があります。
3Rの全試合が終了し、このように勝者が表示されていることだろうと思います。
次回は、準決勝の得点表示を作っていきます。
(次回に続く)
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