「Round Trip Quiz」の得点表示の作り方
Round Trip Quizの得点表示の作り方を解説します。
この形式は、前半戦と後半戦に分かれています。
前半戦は、「正解:自分が+1p/誤答:自分以外全員が+1p」のルールで行い、誰かが規定ポイント数に達した時点で終了となります。
後半戦は、前半戦で稼いだポイントを持ち越して、アタサバの要領で「正解:自分以外が-1p/誤答:自分のみ-1p」のルールで行います。ポイントが0になったプレイヤーから敗退していき、最後まで生き残った1名が勝者となります。
これは『勝抜杯』の決勝のルールとして有名です。
(この大会の場合、後半戦で残り2人となってからは、誤答罰は解答権移動に切り替わります)
ここでは、「3人対戦」「前半戦は13pに達したら終了」というルールに設定します。また、前半戦と後半戦は別のシートに分けます。
それでは、「終わった問題」の行と「今の問題」の行を色分け表示するの続きから作っていきます。
完成品はこちらです。
また、前回の得点タワーを発展させて作成したものもこちらに置いておきます。
こちらのスクリーンショットはこんな感じです。
そして、D~F列の幅を広げます。今回は60.00に設定します。
まず、誤答数表示セル(5行目)の中身は全て消去し、5行目の隣に新たに1行挿入します。
5行目を正解数カウントセル、6行目を誤答数カウントセルとします。
そして、D5、D6セルにそれぞれ以下の数式を入れ、F列までオートフィルします。
D5セル
=SUM(D$8:D$57)
D6セル
=COUNTIF(D$8:D$57,"x")
D4セルに以下の数式を入れ、F4までオートフィルします。
=D5+SUM($D$6:$F$6)-D6
前半戦のポイントは、(自分の正解数)+(自分以外の誤答数)で表されます。
自分の正解数は5行目を参照すればいいです。
自分以外の誤答数は、まずSUM関数で自分を含めた3人の合計誤答数を求め、後で自分の誤答数だけを引きます。いちいち自分以外の誤答数を1つずつ引く項を入力しなくて済むのです。
ここで、実際にルール通り得点が動くかを確認します。
画面左下のタブを右クリックし、「移動またはコピー」を選択します。
出てきたウィンドウの中から適当なタブを選び、「コピーを作成する」のチェックマークをONにしてOKを押します。
「Sheet1(2)」という名前の、Sheet1と全く同じシートができました。
ついでに2枚のシートの名前も「前半戦」と「後半戦」に書き換えておきます。
タブを右クリックして出るメニューから「名前の変更」を押すか、タブをダブルクリックすれば、シートの名前を変更することが出来ます。
後半戦シートのポイント表示セル(4行目)に、後半戦用のポイント計算式を入力します。
D4セルに以下の数式を入れ、F4セルまでオートフィルします。
=IF(前半戦!D4-D6-SUM($D$5:$F$5)+D5<=0,0,前半戦!D4-D6-SUM($D$5:$F$5)+D5)
数式の内容は、(自分の前半戦のポイント)-(自分の誤答数)-(自分以外の正解数)です。この値が0以下になったら、それ以降はずっと0と表示するように、IF関数で指定しています。
さて、「自分の前半戦のポイント」を表す項が「前半戦!D4」です。このように、Excelでは他のシートのセルも参照することができます。
なお、この項は、直接手入力せずとも、数式を打っている途中で前半戦シートを開き、D4セルをクリックすれば、入力カーソルの部分に「前半戦!D4」が挿入されます。
この最後の仕上げを忘れてはいけません。
この形式は、前半戦と後半戦に分かれています。
前半戦は、「正解:自分が+1p/誤答:自分以外全員が+1p」のルールで行い、誰かが規定ポイント数に達した時点で終了となります。
後半戦は、前半戦で稼いだポイントを持ち越して、アタサバの要領で「正解:自分以外が-1p/誤答:自分のみ-1p」のルールで行います。ポイントが0になったプレイヤーから敗退していき、最後まで生き残った1名が勝者となります。
これは『勝抜杯』の決勝のルールとして有名です。
(この大会の場合、後半戦で残り2人となってからは、誤答罰は解答権移動に切り替わります)
ここでは、「3人対戦」「前半戦は13pに達したら終了」というルールに設定します。また、前半戦と後半戦は別のシートに分けます。
それでは、「終わった問題」の行と「今の問題」の行を色分け表示するの続きから作っていきます。
完成品はこちらです。
また、前回の得点タワーを発展させて作成したものもこちらに置いておきます。
こちらのスクリーンショットはこんな感じです。
【作り方】
①参加者の列を3人に減らす
D~F列は残し、G~K列は一気に削除します。そして、D~F列の幅を広げます。今回は60.00に設定します。
②正解数・誤答数カウントセルを作り、数式を入力する
今回は誤答数を画面上に表示せず、正解数と誤答数は非表示セルに計算してもらいます。まず、誤答数表示セル(5行目)の中身は全て消去し、5行目の隣に新たに1行挿入します。
5行目を正解数カウントセル、6行目を誤答数カウントセルとします。
そして、D5、D6セルにそれぞれ以下の数式を入れ、F列までオートフィルします。
D5セル
=SUM(D$8:D$57)
D6セル
=COUNTIF(D$8:D$57,"x")
③ポイント数表示セルを作る
5行目と6行目の数値をもとに計算し、ポイントを4行目に表示します。D4セルに以下の数式を入れ、F4までオートフィルします。
=D5+SUM($D$6:$F$6)-D6
前半戦のポイントは、(自分の正解数)+(自分以外の誤答数)で表されます。
自分の正解数は5行目を参照すればいいです。
自分以外の誤答数は、まずSUM関数で自分を含めた3人の合計誤答数を求め、後で自分の誤答数だけを引きます。いちいち自分以外の誤答数を1つずつ引く項を入力しなくて済むのです。
ここで、実際にルール通り得点が動くかを確認します。
④シートをコピーし、後半戦シートを作る
ここまで作ったシートを複製します。画面左下のタブを右クリックし、「移動またはコピー」を選択します。
出てきたウィンドウの中から適当なタブを選び、「コピーを作成する」のチェックマークをONにしてOKを押します。
「Sheet1(2)」という名前の、Sheet1と全く同じシートができました。
ついでに2枚のシートの名前も「前半戦」と「後半戦」に書き換えておきます。
タブを右クリックして出るメニューから「名前の変更」を押すか、タブをダブルクリックすれば、シートの名前を変更することが出来ます。
⑤後半戦シートのポイント表示セルの数式を書き換える
一度、後半戦シートの正誤記録を全て消します。後半戦シートのポイント表示セル(4行目)に、後半戦用のポイント計算式を入力します。
D4セルに以下の数式を入れ、F4セルまでオートフィルします。
=IF(前半戦!D4-D6-SUM($D$5:$F$5)+D5<=0,0,前半戦!D4-D6-SUM($D$5:$F$5)+D5)
数式の内容は、(自分の前半戦のポイント)-(自分の誤答数)-(自分以外の正解数)です。この値が0以下になったら、それ以降はずっと0と表示するように、IF関数で指定しています。
さて、「自分の前半戦のポイント」を表す項が「前半戦!D4」です。このように、Excelでは他のシートのセルも参照することができます。
なお、この項は、直接手入力せずとも、数式を打っている途中で前半戦シートを開き、D4セルをクリックすれば、入力カーソルの部分に「前半戦!D4」が挿入されます。
⑥条件付き書式の条件を変更する
前半戦と後半戦、それぞれについて説明します。
現時点で、ポイント表示セルに指定されている条件付き書式は、以下の2つです。
・"WIN"と表示されれば赤くなる
・"LOSE"と表示されれば黒くなる
前半戦
前半戦は特に必要ありません。
どうせ機能しません。
13ポイントに到達した場合に赤くしたいという場合は、以下の数式を指定します。
=D4=$I$4
I4は、ルール設定セルのうちの「勝ち抜け」の値です。
ここに13を入力しておけば、13ポイントに達したプレイヤーのポイントは赤くなります。
後半戦
ポイントが0になったら黒くなるように設定を変えます。
数式はこちら。簡単ですね。
=D4=0
また、最後まで生き残った1名のプレイヤーのポイントを赤くしたい場合は、
=D4=SUM($D$4:$F$4)
⑦正解数・誤答数カウントセルを非表示にする
②で作った正解数・誤答数カウントセル(5・6行目)を非表示にします。この最後の仕上げを忘れてはいけません。
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