『プレAQL全国大会』の得点表示を担当しました

【2019年6月22日 追記】
AQL2018(2019年3月16日開催)で使用した得点表示を配布いたします。
こちらからどうぞ。


2018年3月17日(土)に開催された、全国的クイズ大会「プレAQL 全国大会」にて使用する得点表示を制作いたしました。



この大会で採用されているルールは「10by10by10 mini」というルールで、2つのチームが5つの早押しボタンを持ち、相手チームよりも先に、各ボタンのポイントの積が200以上に到達すれば勝利、というルールです。
詳細はこちらを御覧ください。
https://quiz-schedule.info/aql/html/AQLofficial.html

制作する上で重要視した点をざっと挙げてみます。

とにかく得点・状態が目立つようにした

フォントは「Impact」を使用。
「どのチームとどのチームが戦っていて、何対何なのか」ということが一目で全観客(プレイヤー含む)に分かるようにした。

また、誤答数は得点とは別の行の欄に「×」の字で表示した。
この形式は比較的誤答に厳しいルールなので、誤答の発生は珍しいことである。よって、デフォルトでは誤答に関するマークは一切表示しないことにした。

さらに、各ボタンの「状態」はセルの色で表現した。
黄色:リーチ状態(そのボタンで次に1問正解すれば勝利)
黒:封鎖状態(そのボタンで解答できない状態)

出場チームの出身リーグ・通過順位を表示した

全国大会という場は、「日本各地のリーグから勝ち上がってきたチームが一堂に集う場所」であるので、予選の存在を画面から匂わせる必要があると考えた。
そのため、各チームの出身リーグおよび順位を表示した。各リーグには色が決まっていたため、それもきちんと反映した。

作者の個人的な趣味が出ないようなデザインにした

この大会は「皆で作る大会」と銘打っている通り、「みんなのもの、公共のもの」という性格が強い。
よって、フォントにおいて、(見やすさ以外の観点での)自分の個人的な好みを極力排した
(つもりですが…)。

プレイヤーが座席を立っても数字が隠れないよう、画面の下部に情報を載せないようにした

これは大会長から途中で提案されたものであるが、部屋のメイン画面の高さの関係上、背の高い人がステージ上に立つと、画面の下部が隠れてしまうため、得点状況は画面の上から約四分の三にとどめた。
また、副次的な効果ではあるが、これにより4:3の画面を16:9のように使うことができた(4:(3×3/4)=16:9)。

正誤入力セルの問題番号がみえないようにした、画面右のスクロールバーを非表示にした

「試合中、問題数はわからないようにしてほしい」とのことだったので、正誤入力セルの最左列に入力された問題番号の色を白にした。
また、画面右のスクロールバーでも残り問題数がおおよそわかってしまうので、それも設定で非表示にした。

マクロでまとめて複製・削除ができるようにした

この大会では一貫して同じ形式の試合を25試合も行うため、1つのシートで設計してから、最後にまとめて複製・削除できるよう、VBAを活用した。


その他にも数え上げれば出てくるかもしれませんが、ここらへんにしておきます。

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