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11月 5, 2017の投稿を表示しています

誤答数を数値ではなく「×」の個数で表現する

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これまで、誤答数表示は、「(誤答数)×」という形式で表現しておりました。 ですが、たとえば2×なら「××」、4×なら「××××」と、×数を並べる表示法も考えられます。 いわば一進法による表現方法です。 表示スペースに余裕がある場合、こちらのほうが見ている人にとっては直感的に分かることがあります。 正解数や誤答数といった複数のパラメータを、どちらも数値で表現するのではなく、片方(できればあまり大きい値にならない方)を一進法によって表示すると、見やすくなるはずです。 Excel関数には、これを簡単に表現出来る関数が存在します。 今回は、【基本⑤】を改造して作ってみたいと思います。 完成品は こちら です。 【新しく登場するExcelの機能】 関数「REPT」 関数「MAX」 関数「CHAR」 関数「LEFT」 関数「RIGHT」 【作り方】 ①後で非表示にする、誤答数カウントセルを作る 現状、誤答数は5行目のセルに直接COUNTIF関数と"×"を連結させて表示しています。 ここでは、COUNTIF関数を使って誤答数だけ表示する(="×"の字が付かない)セルを新たに作り(6行目)、誤答数を表示する5行目では6行目の数値をもとに表示します。 6行目の見出しをクリックし、6行目全体を選択してから、「挿入」を押します。 1行増設されました。 そこに、数式を入力します。 D6セルに以下の数式を入力し、K6セルまでオートフィルします。 =COUNTIF(D$8:D$57,"x") ②誤答数表示セルを改造する 続いて、その上の5行目を書き換えます。 D5セルに以下の数式を入力し、までオートフィルします。 =REPT("×",D$6) さて、新しい関数が登場しました。 これが、冒頭で述べた関数、REPT関数です。 第1引数に「何回も表示させたい文字列」、第2引数に「文字列の個数」を指定するだけです。 これで、誤答した数の分だけ「×」が表示されるようになりました。 ×の字は、見やすくなるように文字の大きさを大きくしたり、ボールド体にしたりするとよいでしょう。 ボールド体は、上のメニューからボタンをク

【参加者管理⑨】決勝戦

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前回: 【参加者管理⑧】敗者復活~準決勝 前回で準決勝までが終わりました。 いよいよ決勝戦です。 完成品は こちら です。 【作り方】 ①1R順位・名前を表示する 決勝の得点表示シートを開きます。 例によって、得点表示に1R順位・名前を表示させていきます。 1R順位表示は、名前を表示している13行目の上に新しい行を挿入します。 また、得点タワー(3~12行目)の上に、順位を参照させるための行を新たに作り、非表示にします。 やり方は 【参加者管理④】 で説明した通りです。 まず、後に非表示にする2行目はこうです。 (D2の場合) =参加者管理!AE15 前回 のステップ⑨で作った4人の勝者をそのまま参照します。 ただし、敗者復活の人が決勝に勝ち進んだ場合、このままですと「99位」と表示されてしまいます。 そのような場合を考慮し、順位表示列はこのような数式にしておきます。 (D14セルの場合) =IF(D3=99,"敗者復活",D3&"位") 名前表示セルはこれまでと同様です。 ただし、これまでとは違い、参照範囲を1行多く取る必要があることを忘れないでください。 (D15セルの場合) =INDEX( 参加者管理!$C$3:$C$63 ,MATCH(Final!D$3, 参加者管理!$A$3:$A$63 ,0)) INDEX関数の第1引数と、MATCH関数の第2引数に注目してください(上の式の下線部)。 参加者管理シートの3行目(1R1位の人)から62行目まで(1R60位の人)までに加え、 【参加者管理⑧】 のステップ③で追加した敗者復活者までを参照範囲としています。 ②正誤入力セルを60行に増やす 今回、決勝戦は60問限定という設定でした。 正誤入力セルも60行に増やす必要があります。 まず、オートフィルで10行追加します。 49問目と50問目の一番左の行からスルー入力列まで(A67:H68)を選択し、78行目までドラッグします。 さて、ここで満足しては行けません。 得点表示セル()・誤答表示セル()は なお、得点・誤答の参照範囲の変更がめんどくさいという場合は、他の形式同様に得点・誤答記録テーブ

【参加者管理⑧】敗者復活~準決勝

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前回: 【参加者管理⑦】3R勝者集計まで 3Rまで終了し、勝者が12名決まりました。 続いて敗者復活戦により1名を合流させ、13人でアタック風サバイバルを行います。 なお、ここで想定している大会の敗者復活では、得点表示は行いません。 得点表示を行わなくても進行できる形式としては、以下のようなものが挙げられます。 A.サバイバルクイズ 参加者全員にあらかじめ選択肢札もしくは解答用紙を配り、全員を起立させてスタート。 問題を1問出題し、制限時間内に手持ちの解答用紙に答えを書きます(択一形式なら手持ちの札を掲げる)。 誤答が出た時点でその人は失格となり、着席します。 規定人数以下になったら終了。 多くの場合はその後、2ndステップと称し早押しクイズに移行する。 B.2○1× 「1問正解で起立、2問正解で勝ち抜け、1問誤答で即失格」という早押し形式ならば、小道具を使わなくても進行することが可能です。 3○以上のノルマを課したい場合は、首からかけるレイなどを用意する必要があります。その際、レイをかけるスタッフも舞台上に1~2人用意しておくとよいでしょう。 今回までの完成品は こちら です。 【作り方】 ①準決勝の参加者テーブル・勝者テーブルを作る 「参加者管理」シートを開いてください。 まず、左の参加者管理テーブルの準決勝の行に、3Rと同様「順番」行を挿入します。M列が「順番」行になりました。 (無計画ですみません…) 続いて数式です。 M3セルに以下の数式を入力し、M62セルまでオートフィルします。 =IF(COUNTIF($AE$10:$AG$13,A3)>0,RANK.EQ(A3,$AE$10:$AG$13,1),"") まず、3Rの勝者テーブル(AE10:AG13)の中に、その人がいるかどうかを探します。もしあった場合は、その人が勝者の中で何番目かを返します。このとき、第3引数に「1」を指定しておくのを忘れないでください。ペーパー順位なのですから、「数字が小さい方が上位」というわけです。 続いて、準決勝の参加者テーブルです。 作り方は 【参加者管理⑥】 のステップ④を参考にしましょう。 R15セルに以下の数式を入力し、AC15までオートフィルしま