投稿

8月 20, 2017の投稿を表示しています

「10Points Ahead」の得点表示の作り方

イメージ
STUの3R・コース別の一つ、10Points Aheadのルールを説明します。 以前紹介した 10 hits combo (初代)同様、「5人対戦。M連答で+Mポイント、N回目の誤答でN回休み」というルールなのですが、勝ち抜け条件が違います。 それは、(3位の点数+10)ポイントです。すなわち、試合が進むにつれてゴールがどんどんと遠ざかっていくというわけです。 3位というのは、いわば5人の中でちょうど真ん中の順位(統計用語で「メジアン」といいます)。例えば、5人の得点がそれぞれ8,5,5,3,2の場合は、勝ち抜けポイントは15点となり、7,7,7,2,1の場合は17点になります。 また、誰か1人が勝ち抜けた場合、その人は今後クイズには参加しないためポイントは増えませんが、以降はずっと1位扱いとなります。そのため、「3位」はこれ以降、「残っている4人の中での2位」を意味します(この形式において失格はありません)。 この形式、上位2人だけならまだしも、3人以上が点数を伸ばすと、どんどんとゴールが遠ざかっていき、なかなか勝ち抜け者が現れません。 現にこの形式は、ほとんどの場合、試合時間の15分がフルに使われ、判定に持ち込まれるケースです。 スタミナが要求される形式と言えるでしょう。 それでは、 「10 hits combo」シリーズの得点表示の作り方 の続き( 「初代」タブ )から作っていきます。 完成品は こちら です。 【新しく登場するExcelの機能】 ・関数「RANK.EQ」 ・関数「MATCH」 ・関数「SUMPRODUCT」 【作り方】 ①プレイヤー数を5つに減らす この形式は、「全体の3位」という概念がある以上、5人専用形式となります。 当ブログではこれまで形式にかかわらず8人用として作ってきましたが、今回に限り、5人に削減します。 見出しをドラッグしてI~K列を選択し、右クリックメニューから「削除」を選択します。 すると、それに伴い、右側の「連答状態記録テーブル」「加算ポイント記録テーブル」「休み数記録テーブル」の6~8枠に相当するセルが全て「#REF!」と表示されてしまいます。セル内の数式で参照していたセルがなくなってしまったからですね。 これらのテーブルも、5枠に削減しましょう。